【オールドレンズ】
Schneider-Kreuznach Xenon 50mm F1.9は、数学者&天才レンズ設計者トロニエ博士の作でズマリット50mm F1.5の源流の名玉な話。
【Xenon 50mm F1.9】
シュナイダー・クロイツナッハ社に在籍していた数学者でレンズ設計技師のトロニエ博士による1925年に設計されたレンズです。
Xenonの名称はギリシャ語の「未知の」を意味するXenosから来ているそうです。
量産は1930年代からで、1950年代まで長く製造されたレンズです。
オリジナルは50mm F1.5で、カールツァイスのContax 用ゾナーの対抗馬でしたが、ゾナーには勝てず生産本数は伸びませんでしたが、同じ設計でライカ社に引き継がれて癖玉ズマリット50mm F1.5となりました。(ズマリットはクセノンのコピーです。)
Leitz社の設計者マックス・ベレク氏がライカのためにより明るいレンズを設計することができず、当時シュナイダー 社の設計者トロニエ博士が設計したクセノン (Xenon)が採用された経緯です。
※トロニエ博士は、LEICAのXenon 50mm f1.5の他、フォクトレンダー社に移籍後、Color-Skopa、Color-Heliar、Ultron f2.0、Nokton f1.5、などの名玉を設計した天才的な設計者です。
シュレンダー社では、その後、Xenonを引き継いだロシュライン氏により改良されてF1.9となりました。これはなかなか評判が良く、今でも人気のあるオールドレンズとなっています。
非常に色のりの良い温かみのある描写で、開放からピント面はシャープで、柔らかみのあるボケも美しいレンズです。
製造年:1963年
焦点距離:50mm
F値:F1.9 - 22
撮影距離:50cm -無限遠
絞り羽:6枚
フィルター径:49mm
光学系構成:4群6枚(ダブルガウス型)
マウント:M42
重量:225g(実測)
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